聖徳学園の90周年記念事業として誕生した新校舎・13号館。それは、従来の学校という既成概念に捉われない、生徒たちが思うままに知的好奇心を満たし、学びを深め、自己表現ができる場です。最新のICT設備を充実させるとともに、日本人としての心を育む落ち着いた和の空間も備え、真の国際性が自然と身につく場でもあります。
本校は、日本教育工学協会から2014年度の「学校情報化優良校」に認定されるなど、これまでもICT環境の整備に取り組んできており、新校舎ではさらなる充実が図られました。校舎内には、生徒も教職員も自由に使える空間、ラーニングコモンズや、最大300人が収容でき、軽スポーツにも利用できる多目的ホールを備えます。音楽室や美術・技術室、物理室、グローバルラボは、音響や構造・設備、収納性、実験環境などに担当教員のこだわりを反映し、納得できる学習環境を実現しました。
特に1階のラーニングコモンズは、新校舎のコンセプトを象徴するように、四方を明るく開放的なガラス張りとし、高い天井も印象的なゆったりとした空間が広がっています。ここは、生徒も教職員も自由に使え、その自由さが生徒の発想力や自主性を育むことにもつながっています。
2階には中学高校では画期的といえる本格的なスタジオも備えています。生徒たちはここで、動画の撮影や編集を通し創造性や表現力、発信力が養えます。
ここで育んだ「個性」「創造性」「国際性」は、将来、生徒たちが社会に出て、職場や社会貢献の場で自己実現しようとするとき、最大限力を発揮する上で大いに役立つことになるでしょう。
新校舎13号館は、まさに、さまざまな個性を持った生徒が、自分らしさを表現して輝ける場所といえます。「学校って、こんなに居心地がいいんだ」と感じて、生徒が自然と集まってくる空間から、これからどんな未来が紡ぎ出されるのか、私たちも楽しみにしています。